Key Point
伝えたいことは1つに絞る|1枚のチラシで印象を残す技術
ホーム成功の秘訣伝えたいことは1つに絞る|1枚のチラシで印象を残す技術
Key Point
“1枚のチラシに何を込めるか”で、届き方が変わる
伝えたいことは、1つでいい。だからこそ、伝わる

1枚のチラシに適した“テーマの絞り方”

・「医院の診療紹介」ではなく → 「発熱時の受診の流れ」
・「訪問診療について」ではなく → 「ご自宅で医療を受けたい方へ」
・「採用案内」ではなく → 「ブランクのある看護師さんへ」

→ 読み手を特定し、“今この人に届けたいメッセージ”を1つだけ選ぶことがポイントです。

伝わるチラシにする5つの構成ポイント

01.見出しは“ターゲット+ベネフィット”で
・例:「在宅医療をご検討中のご家族へ」+「ご自宅で医師の診療が受けられます」
・1秒で「私のことかも」と思わせるコピー設計が肝

02.視線の流れを“Z型”で設計する
・左上から右下に向かって視線が動く=①見出し → ②写真 → ③本文 → ④連絡先の順で配置を整えると読まれやすい

03.写真・ビジュアルは“安心感と実在感”を
・患者さんと医師の笑顔、地域の風景、施設内の様子など、“ここに行ってみたい”と思わせる雰囲気を伝える

04.本文は3ブロックで簡潔に
・①どういう内容か(概要)
・②誰に向いているか(対象者)
・③どうすればいいか(問い合わせや予約の流れ)
1ブロックあたり3〜4行で、文字密度は抑えることがポイント

05.行動導線は“その場でできる形”に
・QRコード/電話番号/Webフォームの案内を余白を使って大きめに配置
・「ご相談だけでも歓迎です」など、心理的ハードルを下げる一言も有効

チラシ制作のよくある課題と改善のヒント

・「読み終わったあと、何をすればいいかわからない」
→ 明確な“次の行動”の案内(連絡先・予約導線)を入れることで、反応率が上がる

・「文字が多くて読む気にならない」
→ 読み手が最初に見るのは“写真・見出し・太字”だけ。本文は最小限でOK

・「誰に向けたチラシかわからない」
→ 見出しとビジュアルで“対象者を明示”することで、必要な人だけに強く刺さるチラシに

まとめ:“1枚のチラシで完結”には、“1つの目的”が必要

チラシは、医院の第一印象を届ける「名刺」のようなもの。
だからこそ、「あれもこれも」ではなく、“これだけを伝えたい”を明確にすることで、反応されるチラシが完成します。

小さなチラシに、大きなインパクトを。
あなたの医院らしさを、1枚で伝え切るチラシ設計をぜひ実践してみてください。

この記事の監修

ブランディング・ディレクター 豊田 善久
1979年生まれ、東京都出身。学校卒業後、印刷会社で現場を経験。広告代理店勤務を経てブランディング会社であるパドルデザインカンパニー勤務。病院、クリニック、介護施設、訪問サービスなど、医療・介護業界のホームページ制作やパンフレット、リーフレット、動画制作などに多数携わる。あらゆる業種・業界への企画提案経験をもとにお役立ち情報を発信しています。

東京港区のブランディングカンパニー

パドルデザインカンパニーは、5職種で編成されたブランディングカンパニー。ブランドコンサルティングとデザイン会社の両側面を持ち合わせ、クライアントの課題に実直に向き合います。南青山に構える本社を主な拠点に、東京・神奈川・千葉・埼玉の13件を中心に、北海道から沖縄まで全国対応可能です。