サービスの見える化とは?
医療機関が提供するサービスの内容を明確にし、患者様が理解しやすい形で発信することを「サービスの見える化」と言います。診療の流れ、治療方針、使用する医療機器などを適切に伝えることで、患者の安心感と信頼感を高めることができます。
サービスの見える化の重要性
医療機関にとって、サービスの見える化を行うことは、以下のメリットをもたらします。
・患者様の不安を軽減し、納得感のある治療を提供できる
・診療内容の明確化による患者様とのトラブル防止
・競合医療機関との差別化が可能
・口コミや紹介による新規患者の増加
サービスの見える化を実現する具体的な方法
医療機関がどのようにサービスの見える化を進めるべきか、具体的な方法を解説します。
1. 診療・治療の流れを明確にする
・診療の流れをWebサイトやパンフレットでわかりやすく説明・初診時の手続きや必要書類を明示・治療ごとの流れや所要時間をステップごとに紹介
2. 料金体系の透明化
・診療費や検査費用を事前に提示し、患者様の不安を解消・自由診療やオプションサービスの費用を明確に説明・医療費控除や助成金の活用方法を案内
3. 医療設備・技術の紹介
・使用している医療機器や技術の詳細を説明・設備の写真や動画を用いて視覚的に紹介・新しい治療法や検査技術のメリットを伝える
4. 医師・スタッフの専門性のアピール
・医師やスタッフの資格・経歴をWebサイトに掲載・専門分野や得意とする治療について発信・スタッフ紹介ページを設け、安心感を与える
5. 患者様の声や実績データの活用
・治療を受けた患者の体験談を匿名で掲載・診療実績や患者様満足度データを公開・口コミやレビューを積極的に管理し、信頼性を向上
6. SNS・動画コンテンツでの情報発信
・YouTubeやInstagramを活用し、治療の流れを動画で解説・SNSで定期的に医療情報を発信し、認知度を向上。患者様の疑問に答えるQ&Aコンテンツを展開
まとめ:サービスの見える化で信頼と競争力を高める
サービスの見える化は、医療機関の信頼を向上させ、患者様の安心感を高める重要な施策です。診療プロセスや料金、医療技術を明確に伝え、選ばれる医療機関を目指しましょう。
この記事の監修
ブランディング・ディレクター 豊田 善久
1979年生まれ、東京都出身。学校卒業後、印刷会社で現場を経験。広告代理店勤務を経てブランディング会社であるパドルデザインカンパニー勤務。病院、クリニック、介護施設、訪問サービスなど、医療・介護業界のホームページ制作やパンフレット、リーフレット、動画制作などに多数携わる。あらゆる業種・業界への企画提案経験をもとにお役立ち情報を発信しています。
東京港区のブランディングカンパニー
パドルデザインカンパニーは、5職種で編成されたブランディングカンパニー。ブランドコンサルティングとデザイン会社の両側面を持ち合わせ、クライアントの課題に実直に向き合います。南青山に構える本社を主な拠点に、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3件を中心に、北海道から沖縄まで全国対応可能です。