口コミが医療ブランディングに与える影響とは?
患者様は医療機関を選ぶ際、口コミを必ずと言っていいほどチェックします。ネット上のレビューやSNSでの体験談は、医療の質そのものと同等に「信頼度」を左右する要素。だからこそ、口コミを“戦略的に育てる”ブランディングが重要です。
良質な口コミを生む診療体験設計
●第一印象=受付・待合室でブランド体験は始まっている
●患者様との対話=説明の丁寧さが「安心感」へ
●アフターフォロー=診療後の対応が評価を左右する
すべての接点で患者様の満足を積み重ねていくことが、自然な高評価レビューにつながります。
口コミ戦略でやってはいけないこと
●過度なお願い投稿や誘導コメントは逆効果
●低評価を削除しようとする姿勢は不信感を生む
●一方通行の情報発信では共感を得られない
誠実さ・透明性を軸にした口コミ活用が、ブランド信頼につながります。
口コミを活用したブランディング施策
●高評価レビューの「見せ方」を工夫する(Webサイトに掲載、ポスター活用)
●患者様アンケートを口コミ育成ツールとして活用
●SNSでの“患者様の声”をシェアし、共感ブランディングを強化
●Googleビジネスプロフィールや口コミ投稿への返信もブランディングの一部と捉える
口コミの「質」と「量」を高める工夫
●丁寧な診療後、自然なタイミングで口コミのお願いをする
●スタッフ全員が「ブランディングの担い手」として意識を共有
●投稿のしやすさ(QRコード・タブレット設置・手順ガイド)を提供する
まとめ:患者様の声は、有効なブランディング資源になる
患者様のリアルな声こそ、医療機関の信頼と価値を外部に伝える最強のメディアです。口コミを受け身で捉えるのではなく、日々の診療を通じて「語られたくなる体験」を提供し、それを丁寧に発信していくことが、医療ブランディングを飛躍させる鍵となります。
この記事の監修
ブランディング・ディレクター 豊田 善久
1979年生まれ、東京都出身。学校卒業後、印刷会社で現場を経験。広告代理店勤務を経てブランディング会社であるパドルデザインカンパニー勤務。病院、クリニック、介護施設、訪問サービスなど、医療・介護業界のホームページ制作やパンフレット、リーフレット、動画制作などに多数携わる。あらゆる業種・業界への企画提案経験をもとにお役立ち情報を発信しています。
東京港区のブランディングカンパニー
パドルデザインカンパニーは、5職種で編成されたブランディングカンパニー。ブランドコンサルティングとデザイン会社の両側面を持ち合わせ、クライアントの課題に実直に向き合います。南青山に構える本社を主な拠点に、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3件を中心に、北海道から沖縄まで全国対応可能です。