Key Point
整形外科・リハビリのパンフレットは“ビジュアル理解”で差がつく
ホーム成功の秘訣整形外科・リハビリのパンフレットは“ビジュアル理解”で差がつく
Key Point
専門性は、図と写真で“わかりやすく伝える”
体のことは“目で理解できる設計”が信頼につながる

言葉より“見てわかる”パンフレットが信頼を生む

整形外科やリハビリの診療は、関節・筋肉・神経など、身体構造や動きに関する説明が不可欠です。
しかし、言葉だけで伝えるには限界があります。患者が本当に理解できているかどうかも分かりにくく、不安が残ることも。
そこでカギになるのが、図解や写真を活用した“視覚でわかる設計”です。

本記事では、整形外科・リハビリパンフレットにおいて「信頼されるパンフレット」をつくるための視覚設計の工夫を紹介します。

“ビジュアルで伝える”パンフレットのポイント

01.治療の流れやリハビリのプロセスは“フロー図”で見せる
・受診→検査→治療→リハビリ→経過観察までの流れを、イラスト付きのフローチャートにまとめる
・文字だけの説明よりも、「自分がどの段階にいるのか」が一目でわかり、不安軽減につながる
・「○○週間後にここまで回復する予定」など、タイムライン形式の図も効果的

02.部位や症状は“イラスト+写真”の組み合わせで理解をサポート
・膝・肩・腰など、部位ごとの疾患は人体図と写真の両方を使って説明することで、専門用語への理解が深まる
・ストレッチや運動指導は、実際のポーズを写真で紹介+一言アドバイスを添えると説得力が増す
・「痛みの出やすい動き」「避けるべき姿勢」なども、図で示せば一目瞭然

03.働くスタッフの姿が“動きと信頼”を伝える
・理学療法士や作業療法士、柔道整復師など、実際にケアする人の姿が写っている写真は、安心感と親しみを同時に届ける
・単なる集合写真ではなく、「施術中」「運動指導中」など、“動きのある瞬間”を切り取ることで信頼感が増す
・スタッフ紹介ページには、「この部位が得意です」「趣味は山歩きです」などの一言コメントを添えるとやわらかい印象に

視覚的に伝えるパンフレットの構成例(整形外科・リハビリ向け)

・表紙:外観・院内・施術風景など、動きのあるビジュアルを配置
・1P:当院の強み・診療方針(「動ける体を取り戻すサポートをします」など)
・2P:対象となる症状一覧(部位別イラスト+簡単な説明)
・3P:治療・リハビリの流れ(図解フロー+スタッフの顔が見える写真)
・4P:よくある質問(「リハビリは週何回?」「運動できない日は?」など)
・5P:スタッフ紹介(施術中の写真+コメント)
・6P:来院方法・予約方法・LINE・SNSなど

パンフレット制作のよくある課題と改善のヒント

・「専門的な内容が多く、読まれにくい」
→ “文章で説明”するのではなく、“図で理解できる”構成に切り替える

・「パンフレットが“硬い印象”で親しみに欠ける」
→ 写真は正面からの集合より、笑顔や動きのあるシーンを中心に選ぶ

・「手技や設備が伝わりにくい」
→ 機器だけの紹介ではなく、「この施術でこう動けるようになる」までをビジュアルでつなげる

まとめ:“わかる”ことが、“安心”につながる診療科だからこそ

整形外科・リハビリは、患者が“理解して動ける”ことが治療の一部です。
だからこそ、パンフレットも“わかりやすいこと”を最優先に設計する必要があります。
写真や図解、動きのあるビジュアルを味方にすれば、専門性はより親しみやすく、安心して選ばれる医療へとつながります。

この記事の監修

ブランディング・ディレクター 豊田 善久
1979年生まれ、東京都出身。学校卒業後、印刷会社で現場を経験。広告代理店勤務を経てブランディング会社であるパドルデザインカンパニー勤務。病院、クリニック、介護施設、訪問サービスなど、医療・介護業界のホームページ制作やパンフレット、リーフレット、動画制作などに多数携わる。あらゆる業種・業界への企画提案経験をもとにお役立ち情報を発信しています。

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パドルデザインカンパニーは、5職種で編成されたブランディングカンパニー。ブランドコンサルティングとデザイン会社の両側面を持ち合わせ、クライアントの課題に実直に向き合います。南青山に構える本社を主な拠点に、東京・神奈川・千葉・埼玉の13件を中心に、北海道から沖縄まで全国対応可能です。