Specification
病院・介護施設パンフレットの仕様
ホーム病院・介護施設のパンフレット作成病院・介護施設パンフレットの仕様
Specification
用途・目的に最適化された仕様で、貴社・貴院の魅力を的確に訴求していきます。

医療・介護業界で使用されるパンフレットは、用途・目的によりサイズや加工方法などの仕様を使い分けていきます。病院や介護施設など、比較的規模の大きな施設を運営する企業の法人案内や施設案内では、情報の充実したA4サイズの中綴じパンフレットを作成し、パンフレットとは別にご利用者・患者様向けのリーフレットをハンディサイズで制作していきます。一方、比較的小規模なクリニックや訪問介護・看護サービスを展開する事業者では、ご利用者・患者様向けに法人案内を兼ねたハンディサイズのリーフレットを作成し、すべての情報を網羅し掲載していきます。

医療・介護業界のご利用者・患者様は老若男女を問わず、パソコンやスマートフォンを所持していないご年配の方も多いため、パンフレットやリーフレットでの情報提供は不可欠であると言えます。また、病院・クリニック・看護・介護事業は、狭域な一定地域を商圏とする地場産業であるため、地域に根差したアプローチや地域機関・施設との医療連携に使用するパンフレットも不可欠です。

だからこそ、力を入れて制作しなければならないのが病院・施設・サービスなどのパンフレットやリーフレットです。自社・自院の特徴や強みをターゲットに的確に伝え、自社・自院らしさのブランドが伝わるよう、緻密な情報設計と企画デザインを行なっていくことが大切です。

パンフレットのサイズ・形状
Size & Form
病院・施設パンフレットの主流サイズとして最も採用されているA4サイズの他、採用パンフレットなどで多く採用されているモバイルに適したA5サイズ、デザイン性を重視したスクエア(正方形)サイズなど、病院・施設パンフレットに使用されるパンフレットのサイズ・形状をご紹介します。

A4サイズはスタンダードなパンフレットサイズ

貴210mm×297mmの白銀比(1:√2の比率)で構成された、病院・施設パンフレットの王道サイズ。プリンターなどで一般的に使用される用紙サイズもA4版が主流であることから、病院・施設パンフレットをA4サイズで作成すると添付書類と同封しやすいメリットがあります。

A5サイズは持ち運びに適したコンパクトサイズ

148mm×210mmの白銀比(1:√2の比率)で構成された、A判規格。病院・施設パンフレットとしては小さめですが、ハンディサイズで持ち歩きもしやすく、コンパクトに収納・保管ができることから、A5サイズの病院・施設パンフレットも多く作られるようになっています。

スクエアサイズ(正方形)はデザイン性を重視

A4サイズ(210mm×297mm)やA5サイズ(148mm×210mm)の短辺に合わせた正方形(210mm×210mm、148mm×148mmなど)で構成される規格外サイズ。一般的な病院・施設パンフレットはA4サイズが主流であることから、スクエアサイズのコンパクトな病院・施設パンフレットは印象にも残りやすく、デザイン性も高いと言えます。
パンフレットの折加工
Folding
病院・施設パンフレットで最も多く採用されている中綴じ製本をはじめ、簡易的なパンフレットで採用される二つ折りや、主にサービスガイドなどで採用される巻三つ折り・Z折・両観音折りなど、病院・施設パンフレットで採用する様々な折加工をご紹介します。

二つ折り(センター折り)で簡易パンフレットに

A3サイズ(297mm×420mm)を左右均等にセンターで2つに折り、見開きで表現する簡易的な病院・施設パンフレットとして多く活用されています。あえてずらし折り(実際は仕上がり時の短辺一面を少し短くカットして仕上げる)をすることで内側のデザインを一部表紙デザインと一体化させるなど、ギミックな表現をすることでデザイン性を高めることもできます。

巻三つ折り(片観音折り)で
視差効果を活かしたパンフレットに

横に3面並んだ左右面をセンターに向け包むように折る、3枚が重なるような仕上がりです。展開するアクションを要する巻き三つ折りはストーリー構成が容易なことから、病院・施設パンフレットに多く活用されています。あえてずらし折り(実際は仕上がり時の短辺一面を少し短くカットして仕上げる)をすることで内側のデザインを一部表紙デザインと一体化させるなど、ギミックな表現をすることでデザイン性を高めることもできます。制作時は内側に折られる面を少し短く設計する必要があります。

Z折り加工(外三つ折り)で
ターゲットに最適化されたパンフレットに

横に3面並んだ左右面を、山折り・谷折りにしてZになるように折る仕上がりです。外側に3つに折ることから外三つ折りとも呼ばれています。表裏のどちら側からも展開できることから、両表面としてデザインすることで、伝えたい情報を明確に分けることができます。病院・施設パンフレットで活用するケースは珍しく、サービスガイドや営業パンフレットに多く活用されています。

両観音折りでストーリーのあるパンフレットに

横に4面並んだ左右面をセンターに向け巻き込むように折り、さらにセンターで二つ折ることで、4枚が重なるように仕上げます。展開するアクションを要する両観音開きはストーリー構成が容易なことから、病院・施設パンフレットに多く活用されています。展開時は、横4面並びのワイドな紙面として見せることができるため、ダイナミックなデザイン表現だけでなく、事業一覧をレイアウトできるなど、多くの情報をワイドに展開することができます。制作時は内側に折られる面を少し短く設計する必要があります。

蛇腹折り加工で情報量に適したパンフレットに

山折・谷折りを繰り返し、扇子のようにジグザグに仕上げます。折る回数に決まりはなく、デザインに合わせた多面構成が可能になります。コンパクトなサイズに仕上げるリーフレットなどで活用されることから、医療・介護業界においては採用案内パンフレットとして多く活用されています。

クロス8ページ折り(十字折り)で
世界観の広がるパンフレットに

十字に折り、表面で4面、裏面で4面の計8面構成になるように仕上げます。コンパクトなサイズに仕上げるリーフレットなどで利用されることから、医療・介護業界においては採用案内パンフレットとして多く活用されています。
パンフレットの製本加工
Binding
病院・施設パンフレットの多くは中綴じ製本が採用されています。中綴じ製本は見開き2ページ毎に情報展開が可能なためストーリー展開がしやすく、病院・施設パンフレットに最も適した製本加工だと言えます。32ページを超える病院・施設パンフレットになる場合には、背表紙で糊付けする無線綴じを採用し対応していきます。

中綴じ製本でスタンダードなパンフレットに

病院・施設パンフレットで最も多く活用される加工です。均等に二つ折りされた印刷物を重ね、センターでホチキス止めすることでページ展開が可能になります。病院・施設パンフレットに使用される一般的な厚みの用紙では8ページから32ページ程度まで加工が可能で、ストーリー展開しやすいことから、病院・施設パンフレット、採用案内パンフレット、広報誌など、様々なパンフレットに活用されています。

無線綴じはページ数の多いパンフレットに

糸や針金を使わずに、背を接着剤(ホットメルト)で綴じる製本加工で、大規模病院・施設のパンフレットや周年記念誌など、ページ数の多い冊子で主に活用されています。ページ数が多くなることで背幅が大きくなり、中央の綴じ部分(のど元)まで開きにくくなる特徴があります。ページ数が少ない場合は、糊付け出来る範囲が少なくなり、印刷物を無理に開くとページが外れてしまう可能性があります。

ポケットホルダー + 冊子・中挿しで
使い勝手を重視したパンフレットに

二つ折りパンフレットの内側にポケットを設け、冊子や書類などの収納することで資料をまとめることができるのがポケットホルダーです。病院案内や施設案内パンフレットを冊子で制作し、料金やお知らせなど可変性のある情報をペラで添付したい場合など、ポケットホルダーは多目的に活用できる便利なファイルとなります。
パンフレットの特殊加工
Special
完成した病院・施設パンフレットをさらにワンランク上のクオリティに仕上げるのが特殊加工です。特殊加工にはPP加工(クリアPP加工・マットPP加工)のほか、UVニス加工、トムソン加工(型抜き)、箔押し加工、エンボス加工(浮出し)などがあり、企画デザインに合わせ採用することで、自社・自院ブランド訴求や他社との差別化を演出することができます。

PP加工

印刷物の表面にポリプロピレンのフィルムを圧着させる事により、耐久性や防水性を高めると同時に高級感を演出することができます。PP加工のフィルムには、強い光沢感を演出するクリアPP、つや消しの落ち着いた質感を演出するマットPP、光に乱反射するホルグラムPPなどがあります。クリアPPは指紋がつきやすく、マットPPは指紋がつきにくいことから、黒・紺など深い色を用いたデザインの際はマットPPが特におすすめです。

UVニス加工

印刷物の表面にフィルムを貼ることにより、耐久性や防水性を高めると同時に高級感を演出することができます。UVニスに使用される原材料はほとんどが樹脂ですので環境を汚すことがなく、無色透明・無溶剤で完全に無害です。また、PPフィルム加工やラミネート加工と異なり古紙再利用も可能です。

トムソン加工(型抜き)

型に合わせて紙を打ち抜くトムソン加工(型抜き)は、トムソン型(木型)により、プレス加工で素材を打ち抜き、通常の断裁では再現できない自由な形を再現することができます。病院・施設パンフレットの表紙の窓抜きや型抜き、立体成型、シール等、多様なケースで活用されています。

箔押し加工

金・銀などのメタリック箔を金属の型を用い、熱と圧力で紙に転写する特殊印刷です。通常のオフセット印刷では再現できない光沢を再現できるため、高級感のあるプレミアムな仕上がりが可能になります。病院・施設パンフレットでは、社名やロゴマークなど、特に強調したい箇所に箔押しが活用されています。

エンボス加工(浮出し)

凹型と凸型の間に紙を置き、圧を加えることで絵柄を浮き上がらせ、立体的な印刷物に仕上げる加工です。文字や絵柄などを浮き上がらせることにより、陰影を演出できます。病院・施設パンフレットでは、表紙タイトルや、社名・ロゴマークなどの演出に活用されています。